観光日誌 6

裏手に回って傾斜の緩い樹林の中を登ったときのことです。


道はついているのかついてないのかわからない程度のものだったが、上まではすぐだった。


上からの眺めは、まあ一般的な眺めで、それほど大したものではなかったのです。


目の下には湿原があり、真ん中を斜めに釧路川が横切っています。


細岡展望台からの眺めを簡略化したような景色です。


川の蛇行の仕方が緩いので迫力に欠ける。


しかし、やはり釧路湿原ではこの釧路川の存在が景色のよさを左右する。


釧路湿原は、ただでさえだだっ広い緑の縦轡にしか見えないのだから、釧路川というアクセントがなかったら、どこを焦点にして眺めればいいのかわからなくて、灘鑑としてしまう。


サロベツ原野にしてもそうでした。

医療呪術

仏菩薩の信仰の一面には、シャーマンの医療呪術さながらの呪術的側面が含まれているということができよう。


しかもそれが、シャーマン不在の現代において日常的に行なわれているのです。


医療呪術は病気を治し、人間の健康を保つことを目的としています。


人が1日でも長生きしたいという願いは延命の呪術をもつくりあげたのです。


このブログでは最後に延命呪術について簡単に触れることにしたい。


不老長生・延命は、太古より人類共通の願いであるが、仏教でも延命を祈願する修法があり、空海などによってわたしたちの国にもたらされました。


『金剛寿命陀羅尼経』という経典に基づく密教の修法がそれです。


話は変わりますが一般的な占いだと、電話の占いサービスがやっぱりいいですよね^^おすすめあったら教えてくださーい!

観光日誌 5

登り口の手前で左に折れ、釧網本線の線路を渡る。


この先は未舗装の道です。


「道道1060・クチョロ原野・塘路線」の標識が出ています。


ポントー、サルルン沼という沼と沼の間を通っている道なのだが、ヨシなどの丈の高い草に視界を阻まれて、沼の姿はよく見えなかったのです。


ときどき乗用車や作業用の軽トラックが砂埃を巻き上げてわたしを追い抜いて行きました。


しばらく歩くと道の右側が傾斜を増していって、小さな山となりました。


この上が展望ポイントらしい。


それほど高くもないが、斜面は茶色い土が露出した崖になっているところもあって、直登は難しい。

観光日誌 4

釧路湿原一帯は約5000年前までは海だったといいます。


湿原が形成されてきたのは約3000年前で、その時にできた海の名残が塘路湖などの海跡湖です。


道路には「↑ザルポ展望台←コッタロ湿原展望台」と書かれた立派な標識が立っていました。


確か6年前にはなかったはずです。


ザルポ展望台は目の前にある小高い山を登ったところにあり、東側にある展望台からは塘路湖を見下ろし、少し西側へ行くと眼下にポントーやサルルン沼を見下ろす展望のいい場所だ。


わたしは6年前に登ったことがあるが、そのころはまだ穴場的存在で観光客もほとんど訪れない場所でした。

観光日誌 3

二本松展望地は本の中では穴場的に紹介されていて、まだ二本松展望地という名前もつけられていませんでした。


しかしその後、新しく刊行されたガイドブックなどには二本松展望地の名で紹介されています。


すぐ下の釧路川に掛かる橋を二本松橋というところからつけた名前でしょう。


釧網本線の線路に沿って歩き国道に出ました。


網走方面に向かう391号線です。


しばらくの問、釧網本線と塘路湖にはさまれながら進みます。


列車が通らないかなと思います。


線路際を歩く時はいつもそうです。


反対側の塘路湖は曇り空を映して静かでした。


ときどき鳥の飛び立つ音がする。


塘路湖もシラルトロ湖や達古武沼と同じ海跡湖です。

観光日誌 2

「ト・オロ」は、茅沼駅にくらべて駅前も広く、付近の観光案内板も立っています。


ここからいま走ってきた線路沿いに北へ歩き、二本松展望地まで行こうと思います。


二本松展望地はガイドブックにも載っていないことが多い地味な場所で、わたしが始めてこの場所の存在を知ったのは『続・とらべるまんの北海道』という冊子でした。


この冊子は北海道好きの人が集まって、自分たちで歩いて書いた道内各地の観光案内で、市販のガイドブックよりもよっぽど役に立つ。


詳しくわかりやすいし、穴場もたくさん紹介されています。


わたしは11年前に初めて北海道をまわった時に、小さな無人駅の待合室に落ちていたこの本を拾って、そのまま頂戴したのだが、いまも売っているものなのかはわかりませんでした。

観光日誌 1

観光に力をそそぐのならシーズン中くらい2両連結にしたらいいと思うが、釧網本線の列車はほとんどが1両です。


しかしこういったローカル線が観光客で賑わっているのは嬉しいことです。


座れなくなる可能性が増えるのは喜べないことだが、いまはすぐつぎの駅で降りてしまうから何ともない。


後ろに賑やかな乗客のざわめきを聞きながら、レールが続く前方を見ていました。


線路の左に、さっき通れなかった木道が寄り添い、離れていく。


線路は左へ右へとカーブし、右に湿原と沼、左に国道と塘路湖を見ながら塘路に着きました。


アイヌ語の「ト・オロ」は(沼のあるところ)で、まさにその通りのところです。


塘路は列車の行き違いもできる駅で、構内もこのあたりの駅の中では広いほうでした。

生命の疑問 その8

水たまりや浅い海。

これに地下の温泉水の熱湯が加わり、いろいろな物質や元素が地下から絞りだされて、熱湯の中でなにかが起った。

テルムス菌もそんな状態で生れたかも知れないというのです。

イギリスの地質学者は、南アフリカの35億年前の岩石の中から、細菌の微化石を発見し、これが溶岩のくぼみにたまった100度C近い熱湯の中で生きていたものであることを検証したというし、アメリカの深海潜水艇アルビソ号は、水深3000メートルの海底に、地中から300~400度という熱水が湧き上っていて、その周囲にはふつうの深海では生息できないような奇妙な生物の生態圏ができ上っているのを発見しています。

つまり、生命は、地下から、熱湯の中から生れてきた・・・・第四の説なのですが、いくつも説があるということは、よくわかっていないということでもあるのですね。

生命の疑問 その7

前回の続きです(*゚ー゚)

熱湯消毒なんて、あてにならないこともわかりましたが、もっと重要なのは、温泉の湯の中から生命は生まれてきたんじゃなかろうか、という考え方が好熱菌から生れたのです。

地球は、宇宙のチリがより集まり、次第に大きな塊りとなってふくれあがり、ある質量を越したところで中心に圧力がかかって、放射性元素が反応して一時期かなり高温になった。

今から40億年から35億年頃には、地球は表面までドロドロに溶けた不安定な火の玉になっていたと考えられる。

その頃、地中からしぼりだされた水分は水蒸気となり、雲となり、また雨となって降りそそぎ、少しずつ冷やされて、凹みにたまり、熱いお湯をたたえた水たまりや浅い海ができた筈です。

生命の疑問 その6

注目すべき細菌とは(*゚ー゚)

その名をテルムス・テルモフィルスといって、日本名にしてみると「好熱菌」とでもいいましょうか。

この細菌は、静岡県河津町の峰温泉という所の、なんと摂氏85度のお湯の中から見つかりました。

85度Cですぞ。

皆さんがお風呂に入って、いい湯だなといっていられるのは、せいぜい45度Cくらいまで、それ以上は熱すぎてとてもつかっていられないし、60度Cにでもなったら火傷してしまいます。

熱湯消毒などと称して熱湯で減菌するのが90度C前後だから、このテルムス菌は、ふつうの生命が生きていられないところで生きているわけです。

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