近世城郭の主要なもの
近世城郭の主要なものについて、建設の時期と外装(天守を中心とする)の種別を表示したものです。
同表によればおおむね1600(慶長5)年頃を境として城郭の外装の一変することが知られるでしょう。
すなわち総塗籠式(外壁リフォームはもちろん、格子・軒裏まで白垂上塗を施した本格的な左官工事で塗り込んでしまう方法)城郭は慶長中期以降に圧倒的に多く、また本表には表示しなかったが、江戸中期以降の建設にかかる若干の城郭(弘前城・松前城等)ももとより総塗籠式でした。
これに対し慶長初期以前に創建されたものには、板張もしくは板張と塗籠の併用が多く、形式不詳のものも含めて、少なくとも総塗籠式のものがあったとは考え難いでしょう。